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食べ物が逆流する?その原因と日常でできる予防策
「食べた後に胸のあたりがムカムカする」「喉の奥がヒリヒリする」
こんな経験はありませんか?
これは食べ物が胃から逆流しているサインかもしれません。放置してしまうと逆流性食道炎へ進行する可能性もあるため、早めの対策が大切です。
なぜ食べ物が逆流するの?

私たちが食べ物を食べると、食道を通って胃に送られます。胃には胃酸があり、食べ物を消化しますが、本来胃酸や食べ物は逆流しないよう**下部食道括約筋(LES)**という筋肉が蓋をしています。
しかし以下のような原因で筋肉の締まりが弱くなると逆流が起こります。
- 食べ過ぎ、早食い
- 脂っこいものや甘いものの取りすぎ
- アルコールや炭酸飲料
- 加齢や肥満
- 姿勢(食後すぐ横になるなど)
これが繰り返されると胃酸が食道に触れ、炎症を起こしてしまうのです。
逆流を防ぐために避けたい食べ物・習慣
逆流性食道炎の予防のために、以下を意識してみてください。
✅ 食べ過ぎ・早食いを避ける
胃に負担がかかると逆流しやすくなります。腹八分目を心がけ、ゆっくり噛んで食べましょう。
✅ 脂肪分の多い食事を控える
脂肪分が多い食事は胃の動きを遅らせ、逆流を引き起こしやすくします。揚げ物やクリーム系の食事はほどほどに。
✅ 食後すぐ横にならない
食後は2〜3時間程度は横にならず、軽く座って休む程度にすることで逆流予防につながります。
✅ 炭酸飲料・アルコールを控える
胃酸の分泌を増やし、逆流の引き金になることがあります。
胸焼けが続くなら早めの対処を
「これくらい大丈夫だろう」と胸焼けを我慢してしまう人も多いですが、逆流が続くと食道の炎症が進行し、逆流性食道炎や食道狭窄へ繋がる場合もあります。
✅ 胸焼けが週に2回以上続く
✅ 喉の違和感が続く
✅ 食後に咳が出る
こういった症状が続く場合は、我慢せず医療機関への受診をおすすめします。
日常でできる小さな積み重ねが予防につながる
逆流を防ぐためには、日々の小さな意識が大切です。
✅ 姿勢を正す
✅ よく噛んでゆっくり食べる
✅ 寝る前の食事は控える
✅ 自分の身体に合わない食べ物を知っておく
「食べ物の逆流」は身体が教えてくれているサインです。症状が軽いうちに整えることで、大きな不調を防ぐことができます。
もし胸焼けや喉の違和感が続きお困りの場合は、専門医や地域の鍼灸整骨院などで体質改善や姿勢改善のご相談も可能です。お気軽にご相談ください。
