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自転車で事故に遭ったときの正しい対処方法
自転車事故がどれほど頻繫に起きているかご存知でしょうか?
2017年の統計では、二輪車との事故3607件、自転車同士の事故2749件、車との事故68759件でした。
それ以外にも自転車と歩行者の数を合わせるとすごい数の事故が起きているのがわかります。
当院がある天王寺区玉造周辺はファミリーが多く、商店街などでの自転車事故のご相談をお受けすることが多くございます。
本日は自転車事故を起こした時や遭われたときの対処方法をお伝えできればと思います。
自転車同士の事故に遭ってしまった場合、以下の手順で対応することをおすすめします。冷静に状況を整理し、適切に対処することが重要です。

1. 安全の確保
怪我の確認
まず自分や相手の怪我の状態を確認します。意識があるか、動けるかなど、緊急性の高い怪我がないかチェックしてください。
安全な場所へ移動
事故現場が道路上など危険な場所の場合、自転車や自分を安全な場所(歩道や路肩)に移動させます。ただし、怪我が重い場合は無理に動かず、救急車を呼びましょう。
周囲の安全確認
二次事故を防ぐため、車や他の自転車に注意してください。
2. 警察への連絡
110番に連絡
自転車同士の事故でも、必ず警察に連絡してください。事故の届け出をすることで、後のトラブル(責任の所在や保険手続きなど)を防ぐことができます。
事故状況を伝える
警察には、事故の場所、時間、怪我の有無、簡単な状況を伝えましょう。警察が到着するまで現場を大きく変えないように注意してください(写真を撮っておくと良いです)。
事故証明書の発行
警察に届け出ると「交通事故証明書」が発行されます。これは保険請求や補償手続きに必要なので、必ず取得してください。
3. 相手の情報確認
相手がその場にいる場合、以下の情報を交換しましょう。ただし、相手が感情的になっている場合は、無理に話を進めず、警察に任せるのも一つの手です。
– 名前、住所、連絡先
– 自転車の所有者情報(相手が借り物の自転車の場合)
– 保険の加入状況(自転車保険や自動車保険に付帯の個人賠償責任保険など)
メモを取る:相手の情報や事故の状況をメモに残しておくと、後で役立ちます。
4. 証拠の記録
– 写真を撮影
– 事故現場(自転車の位置、道路の状況、信号や標識など)
– 自転車や持ち物の損傷
– 怪我の状態(可能であれば)
目撃者の確認:周囲に目撃者がいる場合、名前や連絡先を聞いておくと、事故の状況を証明するのに役立つことがあります。
5. 病院での診察
すぐに病院へ
たとえ軽い怪我や痛みでも、事故後は必ず病院で診察を受けましょう。後から症状が悪化する場合もあります(むち打ちなど)。
診断書を取得
怪我をした場合、診断書を取っておくと、保険請求や補償交渉の際に必要です。
6. 保険会社への連絡
自分の保険を確認
あなたが加入している自転車保険や個人賠償責任保険、医療保険などに連絡し、事故の詳細を報告します。
相手の保険対応
相手が保険に加入している場合、相手の保険会社と連絡を取る可能性があります。過失割合や補償内容について話し合うことになります。
保険を使わない場合
軽微な事故で双方が話し合いで解決する場合もありますが、口約束だけで済ませると後でトラブルになる可能性があるので注意してください。
7. 過失割合や補償の話し合い
・ 自転車同士の事故では、過失割合(どちらがどのくらい責任を負うか)が問題になることが多いです。
・ 警察や保険会社を通じて、事故の状況(信号の状態、道路の状況、双方の行動など)をもとに話し合われます。
・ 納得できない場合は、弁護士や自転車事故に詳しい専門家に相談するのも一つの方法です。
・ 補償内容には、以下のようなものが含まれる場合があります:
– 治療費
– 自転車の修理費や買い替え費用
– 休業補償(仕事に影響が出た場合)
– 慰謝料
8. 今後の対策
– 自転車保険の加入 今回の事故を機に、自転車保険や個人賠償責任保険に加入することを検討しましょう。相手への賠償責任や自分の治療費をカバーできるので安心です。
– 安全運転の徹底 事故を教訓に、信号の確認や周囲

ゆうき鍼灸整骨院では交通事故のお怪我の施術はもちろんのこと、提携する整形外科様、弁護士事務所様がございますのであらゆるお困りごとにもお力になれるかと思います。
お気軽にご相談くださいね(*^_^*)